2002年2月8日(金) 新東京国際空港

 日本に着く2時間前。飛行機の下にある海平線から日の出が見えた。「おー、俺は日出る国に近づいているのだ」 と自分を感動に奮い立たせようした。が、しかし、感極まるものがない。久々の日本が近づいているのに何も思えない。

 空港に着いた時、「帰ってきたー! 帰ってきたー!」 という興奮には襲われなかった。空港に着いて思った事は、やけに日本人が多いなー という事ぐらいだった。10ヶ月ぶりの帰国という事は頭の中で分かってるのだが、身体は、いつもいつも繰り返してきた移動を、いつものように、ただ行っているようにしか感じなかった。

 空港に着き、まずは、入国審査。
 ここに1つ問題があった。パスポートには菊のマークやら金色で描かれているのだけど、僕のパスポートはそれが消えている。「偽造パスポートと間違われ、蛇頭の手引きで日本に入ろうとして失敗した人たちと同じ部屋に連れて行かれたらどうしよう・・・」 と心配がヨぎる。
 飛行機で一緒だった人と審査の列に並び、審査官に聞こえるように、ちょっと大きな声で正確な日本語でしゃべり、 「ワタシ日本人です。」 なる事をアピール。その相方に先に行ってもらい、彼が純粋なる旅行者である事を知ってもらい、僕の番。

 無事、クリア。
 次は持ち物チェック。
 マリファナやら別に持っている訳でないけど、以前、ネパールから帰ってきたとき、関空で荷物を全部出されて、しまいにはプレゼント用の袋まで破かれチェックされた苦い過去がある。だから、なんとなく抵抗感がある。タイやカンボジアで買った海賊版のCDは見つかると没収なので、服のポケットに入れておいた。

 6ヵ所で検査が行われていた。誰にみてもらおうか悩む。検査官のチョイスミスでめんどい事になるので、これは真剣に。検査官の中に1人、キレイなお姉さんがいた。いやはや なんとも珍しい。そこに並んでいるのは、若い男達。足は一瞬、そちらに向かい始めようとしていた。
 しかし、冷静に考える。これは罠だ!! 甘いものには毒がある。教訓を胸に秘め、違う審査官を観察する。その間も麻薬犬が僕の周りをウロウロする。結構、気分悪いもの。
 結局、チェックをしてもらう審査官は、中年で優しそうな目をしている人に決めた。僕はバックパックと大きなビニールのバックを持っていたのだけれど、その審査官はビニールのバックだけチョロチョローっと見ただけでOKとしてくれた。あまりにもあっけなかったので、つい 「えっ もういいんですか?」 と余計な事を言ってしまった。

 そして 無事日本入国。

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