2001年11月9日 ブタペスト

 ミューヘンから夜行でこのブタペストに着いたとき、やけに ”暗い街” だなと思った。
太陽が出ていても暗い。それは、今までの華やかなヨーロッパの街を歩き続けてきて、それと比べてだと思う。
 建物は大きくて立派。街並みもヨーロッパ調。でも ”華やかさ” がない。そして、人々がなんか貧しそう。(実際、平均月収は400ドルなそうだ) そんな訳で、この街は、 ”なにか危険な雰囲気がありそう” と当初 錯覚してしまった。しかし、それは大きな間違いだった。

 久々に街を歩いていて、現地の人のやさしさを感じた。昨日も、ローカルの人の行くバーに行き、安ワインを飲んでいると、声をかけてきて、笑顔で会話をしていると、僕らに酒をおごってくれる。明らかに僕らより汚いカッコをしている おじさんが。こういうのってホント嬉しくなってくる。
 世界の多くの人は、僕らアジア人を軽蔑したところがあり、世界の多くの人は、僕ら日本人を ”金のかたまり” と見ている。だから、お酒を飲んでいるとき、おごられるのって ”こういう事から逸脱した人が、この国にはいた” と言う気分になり、うれしくなる。もちろん、偶然おごられるという前提で。街で日本人と判断して声をかけてきて、「飲みに行こう」と誘われ、お酒をおごってもらうという事でなく。(このパターンは睡眠薬強盗にかかる確立が高し)

 そして、経済的には貧しいかもしれないけど、文化はかなり豊かだと思った。一番それを思わされたのが ”オペラ”。毎日毎日、オペラ座では、オペラやらバレー、オーケストラなどやっている。一番安い席は300フォリント(約150円)。毎回毎回、お客が入っている。
 僕は2回オペラを見に行った。「椿姫」と「カルメン」。 いい席で見ようという事で、チケットは少々お高め3500フォリント。日本でこの席らへんで見ると3、4万はかかるのではないだろうか。カルメンは人気があり、当日券を朝ならんでんで入手した。ちょっと後に来た人は、もう売り切れだった。人気があるだけに、カルメンはなかなか面白かった。カルメンの舞台 ”スペイン” ”セビリア”も思い出され、懐かしくもあった。
 1つ残念だったのが、僕らのカッコだった。周りの人はスーツやらをドレスアップしているのに対し、僕はチノパンにインドで買ったシャツ。一緒に行った「直さん29歳」は、破けたジーパンをはいていた。休憩時間に気取ってワインを飲んだのだが、まさに社交界の雰囲気。その中に僕らだけ、ラフ過ぎるカッコ。かなり浮いていて、その場の雰囲気に溶け込むことはできなかった。

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