2001年10月15日 パリ

これまで行った国で中国人や、中国製品のなかった国はどこもない。イランの小さな街に行っても太った北京語を話すおばさんもいたし、モロッコにいっても中国製のパッケージが漢字で書かれた ”あかスリ” が店頭に普通に並んであったり。ほんと、チャイニーズパワーの大きさには驚かされる。
 ここフランスもまた、多くの中国人が存在する。そして、多くの中国料理屋がある。フランスの中華のスタイルは御惣菜で、店頭に並べてあるのをチンして食べる。これが一番安くあがるように思えて、フランスではよく ”中華と安いワイン” で夕食を済ませている。中華料理は世界中に存在し、世界中に人々に支持されている。中華料理は中国人にとって大きな財産だと思う。

 そしてまた、パリは日本食のお店も多い。来た初日「ナガサキヤ」なる物を発見し、外に置いてあるメニューを見てみると”寿司”があるではないか。「トロ 30フラン(550円)」にひかれてしまった。僕はその日の夕食を”トロ2カン”にかけてみることにした。入ってみると驚いた。店の中に誰も日本人がいない。お客さんは、みんなパリのみなさん。そして店員に声をかけて返ってきた言葉は日本語を知らない人の言葉だった。店員はみんな中国人だった。(やつら中華料理という大いなる財産にはもの足りず、日本食にも手を出して来やがった) と、なんか侵略されたような気分になってきた。
 パリ初日のディナーを口に入れた。それはトロではなかった。単なる ”薄いマグロ” だった。そしてシャリはやけに甘い。お酢でなく、砂糖を使っていた。これを日本食として出してれば、日本食を誤解されるのは明らかだろう。日本食はマズイものだと。

 次の日街に繰り出すと、多く日本食屋を目にした。どうやらフランスはわりと日本文化を取り入れようとしているらしい。地下鉄でまんがのGTOを読んでいる女の子がいたりと、目に見えるところでもわかった。(日本のまんがは、どこの国でも子供が熱狂してたが、大人の間で盛り上がっているのはここが1番) 日本食屋が多いが、それだけ誤解される数も多くなるのかと思うと複雑な気分になった。

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